第24章 秀吉生誕~乱世のぶいっふぇ~ 【R18】
「信長様、これは…」
織り布に包まれた物を開くとそこには煙管と共に「一日骨休みの令」と書かれた和紙が入っている
「貴様には俺に仕え、良き伴侶も出来た。尚のこと邁進し政務に励む事は立派だが、休む事も政務の一環」
「しかし、この骨休み券とは何のことでしょうか?」
「めいから聞いた。骨休めとは疲れた身体を休めること。だがただ休めと言っても貴様は休まぬ。ならば書状とし、祝いの品とともに贈ることとしたまでだ」
「信長様…有難う御座います。この秀吉、有難く頂戴致します」
「明日、その書状通り休む事だ。めいも今日一日この祝の宴に駆け回っておったからな」
「めいもこの宴にやはり加担していたのですね。信長様の命、しかと受け止めます」
一礼しめいの元へ帰った
「秀吉さん、おかえりなさい。信長様とのお話はもういいの?」
めいも少しばかりワインを嗜み上機嫌でいる
「ああ、それより、飲みすぎてないだろうな?」
「少し嗜んだだけだよ」
賑やかに行われた秀吉の誕生日祝の席は余韻を残しお開きとなった
「楽しかったね!皆、秀吉さんの事を大切にしてくれているって改めて感じたよ」
今日はめいの一室に二人で寝る事としている
「ああ、有難い事だな。祝の品迄こんなにも…な」
「?秀吉さん、どうかした?」
顔を覗き込むと些か息が荒い。目が合うと、その強い眼差しに一瞬動けなくなる
「いや…何でもない…ほら、着いたぞ」
秀吉は自身の異変を悟られないよう部屋に入った
「やっぱ日が落ちるとまだ少し寒いね…。秀吉さん、身体冷えてない?」
そっと秀吉の手を握ると
「っっ…!!あっっ…ふっっ…」
急性に口づけが降り注ぎ瞬く間に舌を絡め取られる
片手で帯をとかればさりと落ちた帯、着物も襦袢も合わせははらりと開き雪崩込む様に布団へと押し倒された
「はっ…秀吉…さ、、ん…」
「めい…悪い…抑えが効かない…」
どうやら光秀が祝にとくれてた茶柱入わいんに媚薬が盛られていたようだ
「え?ど…どう言う…っっんんっっっ」
露になった肌に口づけが降り注ぎ、ちりっと痛みが走る
すぐさま紅い華が肌に舞散った