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愛を紡ぐ~二人の欠片(カタチ)~

第24章 秀吉生誕~乱世のぶいっふぇ~ 【R18】


個性の強すぎる武将達に圧巻されつつも極秘軍議は終わった

(秀吉さんが家臣に呼ばれ出てたから助かった…)

ほっと胸をなでおろし広間を出たところ

「めい、何してるんだ?」

(…っ!!)

振り向くと秀吉が安土城に来ていた

「ひ、秀吉さん!?御殿にいたんじゃないの!?」

「信長様へ書簡を届けに来たんだ。めいは針子の仕事が終わったのか?」

「うん、今日は終わったよ」

「そうか、お疲れ様」

ぽんぽんと優しい手つきで頭を撫でられほっこりしていると

「秀吉様、こちらにいらっしゃいましたか!兵糧、火薬の充填についてお話が」

「ああ、分かった。すぐ行く。めいまた後でな」

踵を返し秀吉は去っていった

(よし、今のうちに!)

台所へ向かい政宗と合流した

「政宗、宴のお料理って何にするか決めてるの?」

「そうだな、これだけの品を作るつもりだが」

魚料理、野菜の煮物、汁物と八品目の料理を作るという

「…女子力高すぎる…」

「じょし…なんだそれ?」

「女の人以上に料理の腕が経つことのひとつ…かな」

「食は生きる上で大切な事だろ」

(絶対現代で生きてたら、イケメン過ぎる管理栄養士になりそう)

関心はそっと胸にしまい込み、当時は料理の手伝いをかってでた

「そうだね。私もお手伝いさせて貰える?美味しいものを食べてもらいたいから」


「ああ、助かる」

秀吉の誕生日は明後日、きっと今頃、視察の命が出たはず
見送ったら、その足で市へ買出しに出て、と段取りを組んだ











翌日、朝早くから、秀吉、三成は視察に出ることに。城門まで見送りに出た

「気をつけてね。行ってらっしゃい」

「あぁ、行ってくるな、ちゃんといい子にしてろよ?」

「ふふ、大丈夫だよ。三成くん、秀吉さんを宜しくね」

「はい。無事務めを果たしてまいりますね」

二人の姿が見えなくなるまで見送ると政宗家康と共に市へ向かった



「わぁー!野菜も沢山並んでるね!」

根菜や葉野菜など採れたての野菜が並び、塩漬けにした魚等も売られている

「まだ外は涼しいからな。魚も生きてるものがあるかもな」

冷蔵庫も水槽もない。新鮮な魚を手に入れるのは少しばかり難しい
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