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愛を紡ぐ~二人の欠片(カタチ)~

第22章 とりっくおあとりーと~戦国のハロウィン~政宗【R18】




ぶかぶかの袴姿で思うように動けない

(とりあえず座ろう…)

ゆっくり腰を下ろすと洋装姿の政宗は近づき


「で、はろうぃんとやらに言う言葉、なんだった?」

「え?とりっくおあとりーとの事?」

「そうだ、で、俺が甘味をやらないとお前は悪戯するんだろ?」

じりじりと詰め寄らせるが、立ち上がろうとした所で袴の裾を踏み呆気なく政宗の胸に飛び込む形になってしまった


「きゃっ!!」

「捕まえた。さぁ、どんな悪戯するんだ?」

「え、えっと…それは…」

(悪戯って言われても…)

「ならば、とりっくおあとりーと」

「っ!!」

「甘味をくれないなら、悪戯するぞ?」

「そ、そんな、…ま、待って…」

(あ、そ、そうだ!!)

「あ、あのね、台所に南瓜で作ったお焼きがあるの!!」

これですり抜けられると思ったのもつかの間


「ここにないなら、意味がないぞ」

「そ、そんな!キャッっ!!」

ごろんと褥に背中を預けた政宗に覆いかぶさるように倒れ込む

「悪戯して下さいって顔に書いてるぞ?」

にやりと笑う政宗は袴の紐を解き始めた


「か、書いてないよ!!ちょっと、待って!!」

必死で袴を直そうとするが政宗の力に叶うはずもなく襟元もはだけ胸元が顕になる

「待つ、ねぇ…俺の格好して真っ赤な顔したお前見て待つのは御免だな」


「あっ…」

柔らかな膨らみに歯を立てられきつく吸い付かれる
ちりっとした痛みが走ったと思えばちゅっと音を立て舌が這う

「やっ…政宗…」

「悪戯はまだ終わってないぞ?」

巧みに動く舌はつんと主張し始めた頂を目がけ上がってくる
舌を這わされた肌はひんやりと冷たさを残し熱の上がる体をより刺激した

「あぁっ…」

頂に吸いつかれはしたない声が漏れる
肩を押し返してもびくともせず軽く歯を立てられ

「んぁっっーー!」

舌先でころころと転がすように舐められては下半身が疼き、熱を逃がしたくて足を閉じようとすると


「駄目だ」

内腿に手が伸び大きく広げられた

「んっっーー!はっー」

ちりちりとした痛みが無数に走り足元は政宗の付けた紅い花が咲き乱れ

「めい」

濡れた唇、憂いを帯びた瞳はゆらゆらと踊る蝋燭の火に照らされ洋装の政宗をより艶やかに映し出した
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