第2章 三日月に映る光と影 【R18】
「待たせたな」
襖が開き政宗は戻ってきた
後ろから抱きしめるように政宗は腰を下ろし耳元で囁く
「いい子で待ってたな、えらいえらい」
ぽんぽんと頭を撫で、振り返るめいにそっと口付ける
啄む口付けは瞬く間に深く味わい尽くすような口付けへと変わりそっと着物の合わせに手を差し込む
「んんっ――はぁぁん」
襦袢とは違う布の感触を感じスッと抜き取る
それはめいが政宗のために誂えた巾着だった
「それ、政宗のお財布…つまり、お金を入れるのにと思って作ったの」
(俺のために、か)
「ありがとな、いいものを貰ったからにはお礼をしないといけないな」
片手で抱きしめたままシュルシュルと帯を器用に解き始める
「お、お礼って!?!?」
「お礼といい子にしてたご褒美だ、大人しく俺の腕の中にいろよ?」
帯が解かれ、褥へとそっと押し倒され、留めるもののない着物の合せはだらしなくひらく
鎖骨から胸まで露になり、恥ずかしさのあまり襟を合わせようとするがそっと手首を捕まれ、口付けが舞い落ちる
首筋から鎖骨へと舌を這わせチュッと音を立てては甘い痛みが走る、瞬く間に紅い華が咲く
太股の感触を楽しむように掌が撫で上げると甘い痺れが走る
付け根を指でなぞりペロりと舌で舐め上げチュっと音を立て、離れる
「お前の肌は柔らかくて気持ちいいな、何度抱いても癖になる」
甘い愛撫に悶え欲情に濡れた瞳のめいを見つめ、耳朶を優しく食み輪郭をなぞるように舌を這わす
「あんっ…耳元でさ…さやか、ないで…はぁぁっん…」
耳の中を舌が弄ぶ、クチュクチュと音を立て脳を刺激し、ハァハァと荒い息を零す
舌はこめかみから頬へ降り、首筋、胸の間を滑り落ち頂へ滑り落ちる
ピクりと反応する度背中が反り返り政宗に胸を突き出す形になる
「なんだ、そんなに触って欲しいのか?」
(厭らしい姿だな、もっと乱したくなる)
悪戯めいた言葉と共に頂を爪でカリっと引っかき指の腹でクルクルと押し付けるようになぞるよ
「違っ……はぁぁっん」
「体は正直だな、ツンと尖ってるぞ、ここ」
頂にチュッと口付けを落とし舌を添わせ吸い付く。時折コロコロと舌で転がせば背中をより反らし胸を突き出す
「ご褒美をやるって言ったんだ、素直に受け取れよ」
「好きだろ?ここ、触られるの」