第10章 声に映し路と響 【R18】
片方の頂は口に含んでは舌先でころころと転がされ音を立て吸い上げられる
「あぁぁ…っん…!」
下半身が疼き足を閉めたくなるが、顕如は足を閉じさせぬよう脚の間に割って入っている。顕如は膝を掴み大きく開かせると襞を掻き分け潤みを確認すると指を沈めた
「ひぁぁーー…っっ…!!」
ぬちゅ…ぐちゅっぐちゅとねっとりと絡みつく水温が響き渡る。
恥じらいと駆け巡る快感、休むことなく与えられる刺激に声にならぬ声を上げる
「んっっ!!あっ、、…けん…にょさ、、、!」
その手に、その頬に触れたい…そう思っても縛られた手ではどうあぐねいても触れることは叶わない
(触れたい…だめ…くらくらしてきた…)
小刻みに抽挿指はむずむずと言いようのない感覚を呼び覚まさせ甲高く声を上げれば執拗に責め立てる
「無垢な女子(おなご)がこんなにも乱れおって」
どこが苦しげに微笑む顕如、耳元で囁く声は甘さと切なさが見え隠れしている。表情を隠すように顔はどんどんと下半身へ向かっていった
「あっっーー」
指の動きはぴたりと止まり、一気に引き抜かれる。高まり痙攣が始まったそこは波が遠のき行き場のなくなった蜜を流している
(な、なんだかへ、へん…あの感覚が…)
もどかしい気持ちが込み上げ言葉にならない感情が渦巻いていると、待ち望んた刺激が形を変え、淡くやってきた
「んんっー!……あっ……はっ…!!だ…だめぇぇ……!」
生暖かく繊細で小刻みに刺激する…それは顕如の舌だった。そこを容姿なく舌は攻め始める
「やっ…け、顕如さ、、んんんっーー!!」
どれだけ抵抗しても止めることはない。次第に剥き出しにされた蕾は強く吸い上げられ、蜜壷に舌をねじ込めれた
「あ、、、、ああっ…やっーー!!……」
唇と舌は蕾に集中し、再び指が埋められる。異なる箇所で同時に責められ波が押し寄せる。掻き回し、押し付けられ、きつく吸い上げられ、腰はゆらゆらと揺れ、もう抗う術など何一つ残されていなかった
「あっ……んっ……、、そ、そこ!…やっ…!!」
仰け反るような霰のない姿のまま達してしまった。がくがくと震える下半身、指が引き抜かれると蜜はたらたらと下へ流れ落ち褥を濡らした
「お嬢さん、これでもまだ俺が優しいと言えるのか…」
切なげな顕如の瞳に自分の姿が映し出される