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笑って、泣いて

第2章 準備



「とりあえず、準備しねーとな」

「そーアルナ」

「小春さん、何持ってきてます?」

小春は、カバンの中を確認する。

「えっと、着替えとバスタオル1枚、あと歯磨きとかレディーの使うような物が入ったポーチとか…」

「じゃあ、生活用品は一応あるんですね?」

「一応は…」

「んじゃ、ちょっくら下に挨拶しに行きがてら布団わけてもらうかァ」

「そうですね」と共感する新八と頷いている神楽。
小春は、なんのことやらさっぱりだった。

「行くぞ〜」

とことこと、銀時の後ろについて行く3人。
傍から見れば、銀時は子連れのお父さんにも見えなく無い。

外は、もう日が沈み始めていた。
「お腹空いたアル」

「じゃあ、戻ったらご飯作ります」

なんて会話しながら、万事屋のすぐ下…

[スナック お登勢]

にやってきた万事屋御一行様。

───────ガラガラ

「悪いね、まだ開店時間じゃ…ってあんた達かい。なに、家賃でも払いに来たのかい」

「わりぃな、ババア。家賃なんてもん、もってきてねーよ」

お登勢さんの落ち着いた口調に合わせて銀時も落ち着いた口調で返す。だが、、

「テメー!!家賃なんていくらでも用意できんだろ!テメェのキ○タマでも売れば少しでも金になるだろーがァァァ」

と、怒り出したお登勢さん。
いつも通りの光景に3人は、いつも通りだった。

だが、1人、、
驚いて状況が読み込めないでいる人がいる。

それは言わずとも、
小春だ。
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