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十四郎の恋愛白書 1
第8章 No.8
「二人共、大キライ‼︎ もう帰って‼︎」
目を吊り上げた小雪が怒鳴る。
「 ‼︎ ゆき、すまねぇ!」
「ゆきちゃん、ごめん!」
慌てて謝るオレたちに、ゆきは「フン!」とクルリと背を向けるとズンズンと奥の洗い場へ消えた。
後には店中の冷ややかな視線を一身に浴びるオレと万事屋。
「あんた達、しばらくこの店出禁だよ」
おばちゃんの一言がオレ達に止めを刺した。
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