第5章 ~参半~BE LOVED2
「あ、隊長違いますよ」
そこには面妖な黒い化粧で異形な姿の十二番隊隊長で技術開発局局長の涅マユリ
「阿近もワタシが居ない間に偉くなったもんだネ?」
「だから違うっつってんでしょ。知ってんでしょ?こいつハルカサラッス」
「?どういう……」
「ほぅこの小娘が…ワタシの研究材料にならないカ?
ワタシはオマエみたいな小娘に興味はないのだガ、死神達を翻弄する外形は何かあると踏んだのだヨ」
「翻弄?何?」
「めちゃめちゃ興味持ってんじゃねえか…サラ、適当に聞き流せ」
阿近が耳元で囁き、私はとりあえず合わせるコトにした
「そこでワタシが無償で理由を解明してやろうと思ってネ。
ナニ、少し脳や躯を切り刻むだけだヨ。どうかネ?」
「…そのうちこっちからお願いします...ね?」
「おい…υ」
「…やっぱり駄目だったかしら?」
急に黙ってしまったマユリに二人は取り返しつかない事をしたと思った
「オレは知らねぇぜ?隊長は本気で殺る男だ」
「そんな悪い人には見えないけど…」
「フフフフフ……面白い、面白いヨ!!私の誘いを断らなかったのはお前が初めてだヨ!!!
気に入ったヨサラ。いつでも遊びに来るといいヨ!!!」
「あ…有り難う御座いますマユリさん」
「もう呼び捨て…オマエ隊長手懐けるなんてスゲーな」
「手懐けるって…υ」
その言葉通り、サラは誰もが意見する事さえ出来ない絶対権力のマユリを手懐けだのだった