第5章 ~参半~BE LOVED2
今日は書類の残務整理
私は五席にも関わらず、書類業務の時は執務室で隊長達と行なっていた
それはサボり癖のある乱菊が、私がいるとそこそこ仕事をするからだという
といっても三日に一度は姿を消すし、いても話すのが主であまり捗らないのだが、少しは真面目になって貰えると冬獅郎が考えたのだ
「何でこんなに書類が多いのよ…隊長私の分増やしてません!?」
「...オマエがいつもサボってるから溜まってるんだろうが」
「そんな事言ってサラなんてこんなちょっとしかないじゃないですか。いくら好きだからって…贔屓ですよ!!」
「なっ///松本テメェ…サラはテメェの倍以上の書類を片付けてその量なんだ!!少しは見習え!!!」
「そうなの?サラ、アンタ何でも出来るわね~♪
美人だし気が利くし仕事は速いし。酒だって強い…って今度また飲み行きましょうよ!?修兵と吉良とか誘ってさ♪あっ後、京楽隊長も―――」
「松本っ!!!!!!!」
そんな二人をニコニコしながら私は見る
「今日も仲良しね~♪」
「サラ…この状況のドコが仲良しに見えるんだ?」
「やっぱアンタって最高~♪じゃぁそんな私は仲良しの隊長の為に甘納豆買ってきます!!」
「あっ、おい松本ッ!!!!!」
乱菊は冬獅郎の言葉に見向きもせず外へと駆けていった