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月に泣く~BLEACH~

第5章 ~参半~BE LOVED2


私は自室に戻って来ていた。そして月華を自分の前に置くと対話を始めた



「月華…」


すると月華は具現化し私をいきなり抱きしめた


《久々に呼んでくれたね、嬉しいよ…》


「ごめんね色々忙しくて。そういえば最近知ったのだけど、こういう対話をしてるのは私だけみたいよ?」


《…知らなかったの?知ってて何も言わないでくれてると思って嬉しかったのに》


「嬉しいわよ?月華がわざわざ姿を見せてくれるんだもの」


そう言うと月華は微笑み私の頬にキスの雨を降らせる


《これだからサラが好きなんだ》


「あ、ありがとう...もうそのままでもいいから話を聞いてくれる?」


私は喜助さんについて今まで調べて解った事や不審な点について話した



「…といぅ事なんだけど月華どう思う?」


《ん…そうだね、確かに不自然な感じがするね》


「隊長格の回廊には入れないから…それにしても情報が制限され過ぎだと思うの。こんな大きな事件なのに…」


《大きいからこそ隠さなきゃいけない…かも》


「ん...せめて隊長格の回廊に入れたら…」


《ならサラが隊長になるといい。君の強さは隊長格以上なんだから…」


「私は隊長に向いてないわよ。人の上に立つなんて出来ないわ」


《だからこそ向いていると思うんだけど…まぁ僕は君に従うだけだ》


「月華…いつも思うんだけど珠には我が儘言ってもいいのよ?私に従ってばかりじゃ疲れない?」


《サラの気持ちは嬉しいけど僕は斬魂刀だし…君今、僕が斬魂刀だって忘れてたでしょ?》


「あ…対話する時もこの姿だし何だかそんな感じがしなくて...そうだった」


月華は少し悲しかった
サラの感情に自分は入ってない事を―――
行き場の無い感情に月華は胸が締め付けられる思いがした


《…なら一つだけお願い聞いてくれる?》


「えぇ、何かしら?」


《僕を嫌いにならないで…どんな事があっても僕を離さないで…》


「...月華?」


か細いく震える様な声の月華に私は初めて自分から抱きしめた


「ええ...約束する、約束するわ…月華」


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