第5章 ~参半~BE LOVED2
「…ぃぃ…冬獅郎で構わねぇ」
「え?」
「オマエが部下にいるコトの方がおかしいんだ、呼び捨てくらい大したコトじゃねぇ」
「しかし...隊長に呼び捨てというのも...」
「今まで通りがいい…サラ」
急に子供が駄々をこねる様に少し俯き話す冬獅郎の姿に私は思わず笑ってしまった
「クスッかわいぃ……」
「なっ....!?」
「それなら敬語も?」
「...ああ」
「じゃぁ…今まで通りね?…冬獅郎」
優しく微笑みながら自分の名前を呼ぶサラに冬獅郎は頬を赤く染める
「あ……あぁ…////」
「(なるほど...そういう事…)じゃあ隊長私も―――」
「…お前は駄目だ松本」
「え~何でですか?そんな固い事言わずに…そんなんだから背だって小っこいままなんですよ!!」
「テメェ…今なんつった?」
「小さいって言ったんですよ!!サラ知ってる?隊長いつも昼寝するんだけど、それは小さい頃お婆ちゃんに"寝る子は育つ"って言われたのを実践してるのよ~?」
「~~~~///松本ーー!!!」
そんな端からみたら水と油の様だが私にはとても馬が合っている様に思えてならなかった。
「ふふっ楽しくなりそう♪」