第5章 ~参半~BE LOVED2
「サラ....なのか?」
知っている顔が目の前にあり固まっている二人の空気を戻したのは乱菊だった
「何?アンタ達知り合いなの?」
「あ…うん。昔、霊術院でね。…冬獅郎が隊長だったんだ。全然知らなかった…冬獅郎?」
「―――!!!あ…あぁ、最近な…何十年振りだ?」
「どれくらいかな?冬獅郎が護廷十三隊に入ってから一度も会わなかったもんね」
「へ~二人はそんな前から知り合いだったの。私も隊長とは長いですよねぇ?」
「流魂街の時の一度だけだろうが」
「流魂街…ってもしかして冬獅郎が死神になるきっかけの人が乱菊?」
「あら?アンタ知ってたの?」
「ええ!私その人に一度会ってみたかったの。乱菊だったなんて感激だわ♪」
「やだも~サラったら可愛過ぎ!!!私もアンタに会えて嬉しいわよん♪」
乱菊はまたもサラに抱きつき、サラもニコニコしながら受け入れる
「おい…オレを無視するな」
「ごめんね冬獅郎。…って私隊長になんて口の聞き方を!!
すみません日番谷隊長」
「…………」
「隊長?」
急に黙る冬獅郎に私と乱菊は顔を見合わせた