第36章 ~拾漆~SHAKY
再び一人になった私は心を落ち着かせようと月明かりの下で瞳を閉じていた
すると扉がゆっくりと開き、私はその霊圧に小さくため息をつき扉に目を向ける
「ほぉらね?お姫様一人でしょ?」
「ホントだ。さっきまで市丸の霊圧があったから心配だったけどもう居なくなったんだ」
クスクスと笑いながらロリとメノリが扉から顔を覗かせる
「サラちゃ~ん♪遊びましょ~♪」
「…なぁに?」
「なぁに?だって~。今ロリが遊ぼうって言ったじゃん」
「お姫様だからお高く止まってんのよ」
ロリはそう言うとソファーに寝転ぶ
「…ホーントいい部屋…藍染様に気に入られて…てか皆アンタに夢中だものねぇ?大人気!!
スゴイよねぇお姫様を助けに五人も来てるんだって?」
「………」
「アンタさぁ…自分がイケてるとでも思ってない?」
「フッ…ダサ!!」
「それとも当然だとでも思ってる?」
いつもは藍染への恨みだけなのに今日のロリ達は一護達の事をつついてくる
これも一護の霊圧が消えたからなのか
「そんな事…思っていないわ」
「聞いたぁ?メノリ、思っていないんだって!!」
「へぇ意外」
「イイコト教えてあげる♪」
ロリはそう言うと私の髪を掴み地面へと叩きつけた