第4章 ~参~BE LOVED
今日は異例で新入隊士が入ってくる
新入隊士の名は朽木ルキア
四大貴族【朽木家】に養子として入り、入隊試験をパスして十三番隊へやってきた
「海燕殿…私に会わせたい人とは一体…」
「付いてくれば分かるって!!お前も絶対気に入る。何なら友達にでもなってもらえー」
「……いえ。別に…」
「お前なー…っていたいた。お~いサラ!!」
「海燕さん!…後ろの可愛い子は?」
「そこで引っかけた(笑)何てのは冗談で、コイツは今度新しくウチの隊に入った朽木ルキアだ」
「朽木…ってあの四大貴族の?」
(この人もか...)
「宜しくお願い致します…」
ルキアは朽木家に養子に入った事で皆がよそよそしく、腫れ物を扱うように接する事に戸惑っていた。
そんな中、一人だけ普通に接する海燕に心を開いていた
そう…海燕殿だけ―――
「そっか。よろしくねルキア♪私はハルカサラ。サラでいいよ」
「え?」
「...だから言ったろ?絶対気に入るって…コイツは人をそんなんで決め付けたりしないんだよ。だから朽木もいい加減素直になれ、な?」
海燕はルキアにだけ聞こえるように言うと、ニカッっと笑ってルキアの頭をガシガシと撫でた
「はい…有難うございます…」
ルキアは涙目になり、それを隠すように少し俯いた
「どうしたの!?大丈夫?」
「あの…サラ殿、その…私と仲良くしてはくれませんか?」
「…何言ってるの?」
「や…やはり無理ですよね、私は―――」
「そうじゃなくて!!もうお友達に決まってるじゃない。それに敬語も無しよ。友達に敬語はいらないでしょ?」
「――!!!有難う…これから宜しく頼む……サラ///」
「うん。こちらこそ!!」
の笑顔に気恥ずかしさを感じながらもルキアは笑みを返した
ようやく心を許せそうな人が現れてくれた事に、心の中で感謝を繰り返した
本当に
有難う.....