第34章 ~拾陸半~INVADE2
「な…に…?」
ルキアの氷の刀身は本体の虚をも貫いていて海燕の顔は剥がれ落ちる
「思い出したのだ…心の在処を…確かに貴様の中にあるのは海燕殿の体…だが其処に海燕殿はいない!!さらばだ…十刃!!!」
ルキアはそのまま体ごと切り裂きルキアもまたその場に倒れたのだった
「苦シイ!!苦シイ助ケテ藍染様!!アンタ言ッタジャナイカ自分ニ付イテクレバ間違いナイッテ…苦痛カラ解放シテヤルッテ!!
ナノニ何で痛インダヨ!!苦シイ苦シイ苦シイ苦シイ!!!!」
「ひゃ~ハデにやられたねぇ」
痛みにのたうち回るアーロニーロは声を掛けられるまで自分の目の前にギンが来ていた事に気付かなかった
「市丸!!良カッタ早ク藍染様ノ所ヘ連レテイッテクレ!!!」
「ん?何でボクがそないな事せなアカンの?」
「何!?ナラココニ何シニ…」
「君の死に様を見に」
そう言うとギンは斬魄刀に手をかける
「ドウイウツモリダ市丸!?マサカ!!」
「いたいけな女の子虐めて…またサラちゃんが悲しむやないの。二度目やで?」
「ソウカ!!回廊操作デアノ小娘ヲココニ運ンダノモオ前ノ仕業カ!!!」
「そんなん知ってどないすんの?君はボクの気まぐれで一度助かった…そしてボクの気まぐれで死ぬんよアーロニーロ」
「嫌ダーー!!!嫌ダ嫌ダ嫌ダ嫌ダ…嫌…ダ」
ギンはアーロニーロの頭を斬魄刀で真っ二つにした
「クソ…俺ハ…絶対納得…シナイ…」
「最後までおしゃべりやな…サラちゃんイジメていいんはボクだけや…」
ギンは斬魄刀の血を払うとサラの元へと向かうのだった