• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第34章 ~拾陸半~INVADE2


ギンは笑みを浮かべると椅子から立ち上がった


「今日は何や甘えたさんやねぇ?ボク嫌われたかと思っとったから嬉しいわ」


サラの頭をポンポンと撫でると手を握った


「なら行こか?」


サラは手を振り払う事なくコクリと頷いた


ギンに手を引かれ自室へと戻ってくる


「また分からへんようなったら言いや?」


「ごめんね…」


「何が?ボク謝られる様なコトされてへんけど」


惚けてみせるギンに少しだけサラの表情が柔らかくなる


「もう少しサラちゃんと居りたいんやけどまだ仕事あんねんボク」


「ごめっ……」


咄嗟に謝ろうとしたサラは慌てて口を手で塞ぐ


ギンは笑うと頭を撫でて踵を返した


「あ…ありがとギン」


その言葉にギンは振り返る事なく手を振った


そして暫く歩いて立ち止まる


「さぁて…そろそろやな」


ギンは妖しい笑みを浮かべるとある場所へと向かい歩き出した

/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp