• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第33章 ~拾陸~INVADE


一護達が虚夜宮に向かい走っていると突然、前方に人が現れる


恋「また敵か!!」


石「人型…破面か?」


段々近付くにつれて全貌が明らかになっていく
一護達は目の前に現れた人物を確認すると驚き足を止めた


「…サラ?」


其処には黙って見据えるサラの姿


「サラ!!」


一護はサラに向かって駆け出す。だが触れようとした瞬間、一護の手はサラの体をすり抜けた


「なっ――!?」


茶「これは…映像?」


石「そうみたいだ。どこからか判らないが立体映像を流してるみたいだけど...」


ル「サラ!!私らの声が聴こえるか!?」


「……ええ…声も姿も見えているわよ」


その声に一同の表情が柔らかくなる


恋「会話が出来るってこたぁ洗脳とかはされてねーみたいだな」


「お前今ドコに居んだ?どっかに捕まってんだろ?」


「………」


「…サラ?」


一護達が少しの違和感を感じた時、サラが口を開く


「何しに来たの?」


「……は?何ってサラを助けに来たに決まってるだろ」


「助け?良く解らないんだけど…」


ル「!?」


「私は自分の意思で此処に来た…助けるとか無意味なの」


恋「おい…やっぱり操られて――」


「私は至って正常よ恋次。貴方もルキアも大変ね?わざわざ背いてまでこんな所まで来て…」


ル「背いてって…我々の動きを把握しているのか?」


「裏切り者には介入するな、私ならそう言うわ。命を削る様な真似して…最も愚かな行動ね」


そう言う瞳は冷やかで見た事のないサラの表情に暫しの沈黙が訪れる


「無駄足だったと解ったら帰りなさい。此処は貴方達が来る様な所じゃない…」

/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp