第30章 ~拾柶半~GOOD-BYE2
それから暫く経った頃、一護達は織姫の家に集まっていた
冬「霊波障害除去は?」
乱「はい、なんとか完了したようです」
冬「繋いでくれ」
ザザザッという音の後に、部屋に設置されたモニターに人影が映った
冬「浮竹?総隊長じゃねぇのか?」
「朽木から詳しい話を聴いてたからな。代わって頂いた。その反応を見るとやはり彼女は見つかっていないようだな」
一「どういうことだよ浮竹さん サラはどこに消えたんだ?尸魂界で何か解ったんじゃねぇのか!?」
暗い表情で浮竹は静かに口を開いた
「…こちらの見解を言おう。ハルカの霊圧を探ったところ今朝まで微弱な反応が残っていたことが判った
そのことからは破面側に拉致若しくは―――既に殺害されたものと思われる」
「浮竹隊長!!!推測だけでそのような!!」
思わずルキアが声を荒げた
「解ってる…俺だってこんなことは言いたくない 敢えて最悪の可能性の話をしているんだ!情報によれば彼女は破面の接触を受けその後 破面と共に姿を消した―――」
一「ふっ、ふざけんな!!証拠も無ぇのに勝手な事言ってんじゃねぇ!!」
「それだけじゃない。一週間前の襲撃の後、ハルカは破面と接触している事が判った」
恋「待てよ…それっておかしくないか?もし拉致するなら何でその時じゃない」
乱「そうよ!!それにサラの霊圧は感じませんでした」
浮「戦った形跡はみられないか…」
「それは残念じゃ…」
ル「総隊長殿!?」
一護の声を遮って山本の声が聞こえ、浮竹の背後から姿を現した