第30章 ~拾柶半~GOOD-BYE2
その後もサラの中に侵入し貪り続け、サラが絶頂を迎えて果てた後も尚、何度も欲望をぶつける
一度解き放たれた卑猥な願いを抑えることなど出来ず、腰を引き付け自身の腰を打ち付ける
愛しい人の生身の暖かさに包まれ、理性がとうに崩れ去った喜助は何時間もサラを抱き続けていた
「…ンッ…あぁッ…も、だめぇ…///」
何度目か判らぬ絶頂を迎えようとしているサラに深い突きを繰り返す
「まだだ…まだ足りない…」
腰を打ち据える小気味の良い音が響く。時折り混ざる水音と耳元へ届く甘い吐息の悲鳴
「ああぁ…アッ、あぁぁぁッ///」
「サラ…愛してる…」
喜助は無意識にそう呟くと、最大限に律動を速める
「―――!!!…き…すけ…あァァッ――」
聞き間違いではない
確かに彼は―…
確かに鼓動が波打つのを感じた直後、
「…ン…く … !」
私の中に白濁色の精をを注ぎ込む
「…ハァッ…ハァッ…」
荒い息を抑えもせずに私の横に倒れ込んだ喜助は寝不足だった事もあり、暫くすると寝息をたて始めた
「…ごめんなさい…」
そっと抱き寄せた私は、聴こえない筈の彼に呟きながらも喜助を抱く腕に力を込めた――