第30章 ~拾柶半~GOOD-BYE2
暫くすると浴衣の合わせをゆるめた喜助は、そこから手を入れ胸を強く揉みしだく
「ぁ…ん」
「…抵抗しないんスね…必死で我慢したんスけどもう限界です…やめてって言っても止めませんよ?」
サラの耳元で囁くと舌を耳の中に入れ舌で愛撫する
その淫らな音が脳に直接響いてサラは、身体の中心が痺れるのを感じた
「ぁ………//」
喜助は自分の纏っていた甚平を脱ぎ捨てる
サラを見下ろすその美しい肢体を、サラはうっとりと見つめていた
「…そんな目で見ないでください…理性がきかなくなる」
サラさんを壊しちゃうかもしれない、そう言って浦原は嗜虐的な笑みを見せた
するり、と浴衣の腰紐がほどかれ浴衣が大きく開かれる
「綺麗だ…」
形の良い豊かな胸、細く括れた腰、月明かりに照らされ輝く滑らかな肌を喜助はじっくりとサラの身体を目で視姦する
「ゃ……///」
そのいやらしい目線に射抜かれ、サラの身体はびくりと震えた
「喜助さん…」
「なぁに?」
「ううん…呼びたくなっただけ…」
喜助は嬉しそうに微笑むと硬くなったサラの尖端を指で弾く
「…あっ//」
その指の動きだけで、サラの身体はびくびくと震えた
サラの洩れ出た甘い吐息に更に夢中になり、舌先を筋に沿って、首から鎖骨、そして胸の尖端まで辿らせる
「やっ…ああッ…///」
指と舌で両方同時に刺激され、サラの躰が少し跳ねる
「本当感じやすいんスね…もっと可愛く鳴いて下さい」
尖端を口に含んだままで喜助は熱い眼差しでサラを見上げる
「…ふ…ぁ…///」
喜助の喋る感覚で違う刺激を感じ、力の脱けた躰に余計に熱が灯る
先程の慈愛に満ちた瞳は、卑猥な色を乗せ、蕩ける様な眼差しで熱い視線を向けて来る
その瞳に顔を紅潮してしまい不意に目を背けると喜助は下へと移動する
「あっ…!?」
自分の恥ずかしい部分に視線を感じて、サラはそれから逃げるように身を捩った