第30章 ~拾柶半~GOOD-BYE2
「…どうして――んっ!?」
サラはまた喜助の唇を奪う。しかし今度の甘くも激しい内容に喜助は思考がついていかない
咄嗟にサラの肩を掴み、サラを離した喜助の顔は紅く染まっていた
「ど…どうしちゃったんスか?こんな事今までにしたコト無かったのに…///」
サラは喜助の問いに応えることなく喜助を見つめていた
そして喜助の手を肩からどけると首に腕を絡める
薄く開いた喜助の唇に、舌を差し込み舌を絡めとると喜助の身体が震えた
「…サラさ…///」
息があがっている様子のその声は、欲情に掠れていた
サラはそのまま耳元に唇を這わせ甘噛みをする
「待ってください…それ以上は…///」
聴こえていないのかサラは首筋に次々キスを落としていく
「~~~///」
そして喜助の鎖骨に触れた瞬間、喜助はサラを押し倒し覆いかぶさってきた
そして喜助は荒々しくサラの唇を塞ぐ
うすい唇の温かな感触
熱い舌が自分の口腔をまさぐる感覚
浴衣ごしに感じたそのたくましい身体…
サラは目を閉じてその感覚に酔しれていた