第3章 ~弐~FRIEND
「…また話聴いて貰っていいすか?」
「当たり前じゃない♪そういえば君の名前聞いてなかったね。私はハルカサラ」
「…日番谷冬獅郎」
「日番谷君ね~って日番谷?もしかして…シロちゃん?」
「なっ、何でその呼び方…ってそう呼ぶのは雛森だけ…」
「やっぱり!!桃の幼馴染みのシロちゃんって君だったのね?私桃とお友達、桃が一回生の時、六回生だったの!!」
「じゃあ雛森が言ってた憧れの先輩ってアンタの事だったのか…ってすんません!!タメ口で…」
「いいよ別に、私シロちゃんとも友達になりたいしサラって呼んで?」
「…友達?」
「あっ私の事嫌いなんだっけ!?無理にとは言わないけど…」
「無理なんかじゃ!!…オレ友達とか初めてで。どうしたらいいのか…」
「どうもしなくていいのよ。ただ一緒にいて気持ちを知るの。それだけ」
「気持ちを…ありがとう...サラ」
そう言うと冬獅郎は少し微笑んだ
「―――!!!か…可愛い…今笑ったよね!?すっごく可愛い♪」
「は?な…何言って...つか笑ってねェッ///」
サラは撫でようと手を伸ばしたが、途中で動きを止めた
「...これも嫌いだったよね?ごめんごめん」
そう言って手を引っ込めようとすると冬獅郎に手を掴まれた
「俺は...サラを嫌いだなんて一言も言ってねぇし、頭撫でられるのだって…別に///」
顔を赤くする冬獅郎にサラは可愛いらしさを感じ、頭を優しく撫でた
「やっぱり可愛い❤」
「うるせぇっっ!!!////」