第29章 ~拾柶~GOOD-BYE
残り1日…
遊「いらっしゃーいお姉ちゃん♪」
「お邪魔します」
私は一護の家を訪れた
夏「一兄に飲み物買いに行って貰ってるから帰って来るまでアタシらと遊ぼ」
「ルキアは?」
遊「ルキアちゃんは織姫ちゃんの所へ遊びに行ったよ。ねぇ何する?」
暫く遊んでいると医院の方から一心さんが顔を出した
「おっサラちゃん、いらっしゃい」
「一心さん♪」
「あっ二人共遊んで貰っていいな~お父さんも混ぜて!!」
「アンタは仕事しろ!!てか医院開けっ放しでいいのかよ」
「構わん!!」
「少しは躊躇しろよ…」
「ねーお兄ちゃん遅くない?やっぱり治ったばっかでムリして道で倒れてるんじゃ…」
「心配すんな遊子。発情期の少年がコンビニに行ったら二時間は帰って来ない」
「何度も言うけど思春期な」
「何で?飲み物買うだけだよ?」
「入口の奥にある本棚には秘密の花園が広がってるんだ。そうそれはエロ―――」
その瞬間、一心さんが吹っ飛んでいく。帰って来た一護に蹴り飛ばされたのだ
「子供になんちゅう事を教えてんだバカ親父!!てか勝手な事言ってんな!!」
「何だよ冗談の通じんヤツめ」
「うっせぇ」
一護は飲み物を二つ取り出すと袋を遊子に渡す
「あっプリンだ♪ありがとお兄ちゃん」
「おー。サラ部屋行こうぜ」
一護は飲み物を私に投げると階段を登っていった
「はい♪」
私は微笑むと一護の後を付いていった
「…サラ姉が本当に姉さんになればいいのに」
その光景に夏梨はポツリと呟いた