第29章 ~拾柶~GOOD-BYE
皆の元へ駆け寄った途端、真子が私を抱きしめる
ひ「何してんねんエロハゲ!!」
平「次はオレと喋んねんから邪魔すんなやひよ里」
ひ「サラも何黙ってんねん!?嫌がれや!!」
「別に嫌じゃないもの」
すると肩をトントンと叩かれ振り向く
矢「そんなら私にもしてぇや」
楼「というか抱きしめてるのは真子だけどね」
矢「固いこと言わんといて。どうやの?」
サラはニコッと笑うとりさを抱きしめた
久「次アタシ~♪」
何やらサラに抱きしめて貰おうとラブ、ローズ、ハッチまで列を作っているのを見てひよ里は開いた口が塞がらない
ひ「な…自分ら何してんねん!!別に羨ましいなんてウチは思わへんで!?」
平「素直に頼めや ひねくれもん…」
ひ「なんやと――」
そんな時、後ろからサラがひよ里を抱きしめる
「ひーよ里♪」
ひ「~~///別に…別に嬉しくなんかないで…」
「はいはい♪」
サラはひよ里の頭を撫でると走っていった
平「どんだけツンデレやねん」
ひよ里が平子を蹴りつけてる隣ではサラが拳西に話しかけていた
拳「オレは別にいい…」
「こうなったら全員とハグしたいじゃない」
拳「どう言う理屈だよι」
「まぁいいからいいから♪」
サラが拳西に抱きつくと拳西は微かに頬を染めた。そしてそのまま話し出す
「拳西…前に貴方に憧れてる人がいるって言ったでしょ?」
拳「(そのまま話すのか…///)あ…あぁ、幼馴染みだっけか」
「少し貴方に似ているの。話し方とか面倒見がいい所とか」
拳「アホ…ソイツが似てんだろが」
「そうね」
サラはクスクス笑うと顔を覗き拳西の頬に触れる
「彼ね、ココに69って入れてるの。死神の事嫌いかもしれないけどいつか会ってほしいわ」
拳「い…いつかな///」
拳西がサラを抱きしめ返そうとすると沢山の視線に気が付く
矢「へぇ~…」
羅「照れてる拳西は貴重だな」
久「拳西のH!!今サラりんに触ろうとしてた!!」
拳「テメーら…見せ物じゃねぇ!!!!」
そんな様子を暫く見つめ続けサラは心の中で別れを告げたのであった