第29章 ~拾柶~GOOD-BYE
一週間という短くて長い期間…
その間は笑顔を絶やす事なく過ごしていた
そして5日が経った頃、私は破面の軍勢の元を訪れた
久「あ~サラりーん♪」
真っ先に気付いた白はサラに飛び付いてきた
「白♪皆も久しぶり」
矢「アンタ最近付き合い悪いんと違う?」
平「せやなぁ」
羅「まぁそう言うな。十刃が来て色々大変なんだよな?」
「ええ。でもやっと落ち着いてきたから」
拳「そういやアイツは平気なのか?」
「一護は...織姫が治してくれたみたいだけど本調子にはもう少しみたい」
ひ「あんのハゲ早よ治せっちゅーねん…」
楼「ひよ里心配してるのかい?」
ひ「するわけないやろ!!シバくでローズ!!」
そんな光景をクスクス笑ってみているとハッチが話しかけてくる
鉢「サラさん、霊力上がりましたカ?」
「どうして?」
鉢「以前はワタシの結界を通る時、サラさんの霊圧を感じとっていたんデスが今日はココに来るまで気付きませんデシタ…」
「…出来なくなっていた事が出来るようになったから、かもしれないわね」
ハッチはその言葉に以前聞けなかった事を思い出す
鉢「…それは回帰能力のコトで――」
ひ「おーいサラ!!何ハッチとばっか話とんねん」
「はーい、今行く。ハッチ何か言った?」
鉢「いえ…気にしないで下サイ」
サラは微笑むと皆の所へ走っていく
「それだけで判るなんて…」
実はハッチの言葉が聞こえていた私はそう小さく洩らした