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月に泣く~BLEACH~

第28章 ~拾参半~RECOVERY2


上空へと飛び出した一護の目の前にグリムジョーが現れる


「よぉ探したぜ死神」


「こっちのセリフだぜ…見せてやるよ この一ヶ月でオレがどれだけ変わったのかをな!」


一護は斬月を構えると卍解する


「ハッ卍解かよ それがどうした?忘れたのかテメェはその卍解でオレに手も足も出なかったんだぜ」


「…一つ訊きてぇグリムジョー。オマエ腕はどうした?」


「…捨ててきたんだよ。テメェ殺すのに腕2本じゃ余計なんでな!!」


「そうかよ それじゃ手加減は必要無ぇな」


互いにグンッと霊圧が上がると一護は左掌を顔の前に翳した


(今のオレが虚化してられる時間は11秒フラット…その間に片を付ける!!)


一護が左掌をずらすと仮面が現われ重く禍々しい霊圧が辺りを包んだ


「な…何だそりゃ…!?」


「悪ィな 説明してる暇は無ぇんだ」


「――!?」


刹那、飛び込んできた一護の斬魄刀がグリムジョーを襲う


「月牙天衝」


ドンッと大きな爆発音が辺り一面に響き渡り、一護の攻撃をモロに喰らったグリムジョーの全身は血で真っ赤に染まっていた


「はっ はっ はっ……この力…死神のモンじゃねぇな。テメェこの一ヶ月で 一体何をしやがった!?」


「説明してる暇は無ねぇって言ったろ」


「チッ!!」


互いに一歩も譲らぬ攻防に、隻腕のグリムジョーは次第に圧されていった


「終わりだグリムジョー」


一護が最後の攻撃をしようとしたその時、一護の仮面にヒビが入る


(仮面が―――!!!)


砕け散った仮面にニヤリとグリムジョーが口角を上げ笑った


「終わりだな死神!」


その言葉と同時にグリムジョーの刃が一護を斬りつけ一護は地上へ落下した

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