第28章 ~拾参半~RECOVERY2
「ダメだっつッてんだろ!テメーは力を使いすぎてんだよ!!オレが行くからテメーはここで休んでろ!!」
「し、しかし!!」
破面の霊圧を感じたチャドは修行で体力も霊力も消耗した体で向かおうとしていた
「そっスね阿散井サンの言う通りっス。だけど阿散井サンも消耗してるのは同じこと、お2人ともここで休んでて下さい」
喜助の一言に恋次達の動きが止まる
「代わりにアタシが出ます」
斬魄刀を手にした喜助は何時もとは全く違う雰囲気で、その目は真剣そのものだった―――
また仮面の軍勢の地下勉強部屋でも同じ様に霊圧を感じ飛び出そうとした一護がラブと拳西に押さえ込まれていた
「放せっ!!!」
拳「まだムリだっつッてんだろ!!」
ラ「こういう時の為に尸魂界から仲間が来て張ってんだろ!!そっちに任せとけって!!」
「こっちだってこういう時の為に修行してんだ!!今行かねぇでどうすんだよ!?」
そんな中、サラが割って入る
「拳西、ラブ…行かせてあげて」
羅「いくらサラの頼みでもそりゃムリだ。まだ早すぎる」
拳「オマエは人の事なんてほっといてサッサと行け――」
その時グイッと拳西の服が掴まれた
「…行かしたれ」
一護は押さえる手が緩んだ隙にその手を振りほどき、その場から走り去っていった