• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第27章 ~拾参~RECOVERY


「…我が侭なんかじゃない…私はそれだけ貴方を苦しめた…」


《もう泣かないで…》


月華は優しく私の髪を撫でる


「月華はいつも優しい…」


《優しかったら泣かせたりしないよ》


「ううん…だって始解させてくれたもの…」


《…優しいかどうか分からないけど僕は...どうしても君には甘いみたいだ》


月華はニコッと微笑んだ


「もう二度と約束は破らない…」


サラは月華の頬に手を添えるとそっと口付けた
唇に自分からという突然の行動に月華は頬を染めた


《サラ…///》


「ずっと一緒にいるわ…」


《…ありがとう》


その瞬間、月華の意識から現実世界へと戻り、目を開けると視界に喜助さんが飛び込んだ


「喜助…さん…?」


「………」


喜助さんは眉を潜めたまま私の顔を見つめている
私はガバッと起き上がると辺りを見渡す


「探し物ッスよ」


喜助さんの手から月華を渡されて私は安心した様に微笑んだ

/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp