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月に泣く~BLEACH~

第26章 ~拾弐半~LIBERATION2


鉢「なかなか伸びないデスね 保持時間」


平「まァそうサラッとはいかんわな」


蹴り飛ばされた一護の仮面がパキパキと割れていく


拳「4秒」


時計を見てた拳西がポツリと呟いた


平「早っ!?」


久「ねーねーベリたんてさ 何でこんなことしてんだっけ?」


拳「虚化状態を長時間キープする為の訓練だよ オメーもやったろ」


久「あたしやってないモン」


拳「ンだと?ウソつけ…」


平「ホンマや」


床に寝そべっている白に怒鳴った拳西に平子が口を開く


平「白は最初から15時間以上虚化できたからなァ、一人だけ虚化保持訓練してへんねや」


拳「…そーだっけか?忘れてたぜそんなこと」


久「ほれみろ拳西のバーカ怒りんぼ」


拳「テメェ!」


鉢「まぁまぁ」


アッカンベーしている白に今にもキレそうな拳西を止めていたハッチは突然の違和感に目を見張る


平「どないしたん?ハッチ」


鉢「誰かがワタシの結界をすり抜けて侵入してきマシタ…」


「「「 !!! 」」」


ハッチの言葉に緊張が走る


羅「死神か?」


鉢玄は首を横に振った


鉢「ここの周りに施した“八爻双崖(はちぎょうそうがい)”はワタシが仮面化してから独自に創り出した術…死神の鬼道で解くことは不可能デス」


拳「じゃぁ何だ!?オレらと同じ仮面の軍勢だってのか!?」

鉢「判りまセン…一番わからないのは“結界を破壊して”ではなく“すり抜けて”入ってきてるということデス。
仮面の軍勢だからといってそんなことが出来るとも思えまセン…」


拳「じゃぁ一体何者だってんだよ…」


ゆっくりと近づいてくる足音に仮面の軍勢たちは息を呑んだ


拳「来るぜ……」



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