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月に泣く~BLEACH~

第25章 ~拾弐~LIBERATION


その場に居た全員が息を呑んだ


「―――来たで!」


封印されているはずの一護の四肢が僅かに動き出す


久「ねぇねぇ!斬魄刀隠しといた方がいんじゃない?」


羅「イミねーよ ムダに暴走半径広げるだけだ!」


うつ伏せになって居た一護が鉄貫を破り立ち上がった。顔には虚の仮面が付いている


矢「鉢玄ここ開けやぁ…今日当番やしアタシから行くわ」


座っていたリサが立ち上がり一歩前に出た


鉢「はいデス」


平「殺さんとけよ」


結界の中へと入っていくリサに平子が声をかける


矢「…アタシが死なへんかったらね」


虚化した一護は斬月を持ち飛び掛ってくる。リサは己の斬魄刀を抜き、構えた


矢「矢胴丸リサや よろしく」


こうして虚を抑える闘いが始まった


拳「2…1…10分…ハッチ交代だ ここを開けろ」


鉢「はいデス」


腕時計を見ていた拳西が立ち上がり、結界の中へ入っていく
リサに飛びかかった一護の鳩尾に肘鉄を喰らわせた拳西はリサに腕時計を放り投げた


拳「交代だ 代れ」


そしてガターナイフの様な小型の斬魄刀を取り出した


拳「六車拳西だ…テメーをブッ殺す」


平(モタクサしなや一護…早よせんとホンマにオマエを殺さなアカンようになる―――)


矢「はぁ、はぁ、はぁ…休息時間は?」


平「8人全員でローテーションやから10分×8で80分や」


ひ「×8ちゃうわハゲ!本人抜いたら7人やろ」


平「…10分×7で70分や!!」


平子はひよ里に突っ込まれてふて腐れる


鉢(…ワタシ結界張る役なんですけど…ワタシも計算に入ってるんですね)


「…ハッチは入らないと思いまーす…」


サラは頬杖を付きながら抑揚の無い声でポツリと呟いた


平ひ「……10分×6で60分や!!!!」
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