第25章 ~拾弐~LIBERATION
「おぉ、ごくろうさん。サラも一緒か?」
「ええ、そこでバッタリ♪」
「ハゲハゲうるせーよ八重歯!!こんなもんのどこが修行だ!!」
「髪の毛ちゃうわ!!ハゲたツラしてるゆうてんねん!あと八重歯はウチのチャームポイントやハゲ!」
「またハゲって言った!!」
久「おべんと買ってきたけど…今食べる?」
羅「おおっ!食う食う!!」
久「はい。どったのベリたん 大荒れじゃん」
羅「ん―…どーも“スーパーひよ里ウォーカー”がお気に召さないみたいだぜ」
「散々こいでたみたいだけど…」
鉢「私はひよ里サンがウォーカーの説明をちゃんとしないのがよくナイと思いますガネ」
拳「同感だな あいつはいつも一言も二言も足んねぇよ」
ひよ里は一護を蹴り飛ばしスーパーひよ里ウォーカーを持ち上げた
「ええから 四の五の言わんとブッ倒れるまでこがんかい!!!」
「てンめ…――」
「待てや一護」
反撃しようとした一護を平子は制する
「その“ポンコツーひよ里ウォーカー”はこっから先の修行の基礎や」
ひ「スーパー!!」
「基礎?」
「そいつを何日こぎ続けれるかでこっから先の修行レベルを決める」
「どういう事だよレベルって…」
「ひよ里の言う通りや。四の五の言わんとポンコツひよ里ウォーカーこいでみぃ」
ひ「スーパー言うてるやろ 殺すぞハゲシンジ!!」
「…虚化の制御を教えたるんは最低、3日以上ブッ通しでこぎ続けられるようになってからや」
「ふざけんな!!こんなモン3日でも1週間でもこぎ続けられるに決まってんだろ!!丸一日こいでりゃわかる!
コイツは触れるだけでメチャメチャに霊力を消費する。そういう作りになってる機械だ!こいつで何日目で倒れるかでオレの最大霊力量を測るのが目的なんだろーが!?」
サラはそんな一護の様子にため息をはいた