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月に泣く~BLEACH~

第24章 ~拾壱半々~ADVANCE3


その後…


「また部下で遊ばはって…意地が悪いなァ」


虚夜宮を歩く藍染にギンは声をかける


「…見ていたのかギン」


「あそこであんなん言ったら、要やったらああすること最初からわかってはったやろ?……そんなにサラちゃんにケガさせたん許せんかったんです?」


「…どうかな。要も"腕だけ"とは私も読めなくてね」


その言葉にギンはいつもの笑みを浮かべる


「腕だけねぇ…まぁええけど破面も五体も消えてもうたし…」


「問題ないさ。所詮は最下級のギリアンだ。予定には寸分の狂いも無い。最上級のヴァストローデを揃えて十刃が完成すれば我々の道に敵は無い」


藍染は外に浮かぶ月をフッと笑みを零し呟く


「…早く逢いたいものだ」


藍染の言葉を聞き取ったギンは更に笑みを濃くしていた


―――――――


私は皆の安否を確認すると嫌な予感から一足先に家へと戻って来た


そして扉を開けると居間に続く扉の前にジン太がうずくまっている


「ジン太?…まさか…」


急いで居間に入ると倒れている雨の姿に愕然とする


「サラさん…」


「どうしてこんな…」


「破面の霊圧に当てられて破面に飛び出したんです…」


私は雨に歩み寄るとソッと頭を撫でた


「サラちゃん…迷惑かけてごめんなさい…」


「雨…」


私は首を横に振ると撫でながら優しく微笑んだ


「大丈夫…もう少しだから頑張ろうね?」


雨は微かに笑うと目を閉じ眠りについた


「ケガ...してますね」


「平気です。それより…」


私はジン太の元へと歩み寄り隣に腰を下ろした


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