第24章 ~拾壱半々~ADVANCE3
(東仙!?藍染達と消えた隊長か!!)
「何でテメェがここに居んだよ!?」
グリムジョーは顔を歪め東仙を睨みつける
「何故か…だと?解らないのか本当に?独断での現世への侵攻…五体もの破面の無断動員 及びその敗死――全て命令違反だ。わかるだろう藍染様はお怒りだグリムジョー」
静かだか有無を言わせない東仙の言葉にグリムジョーは黙る
「行くぞ。お前への処罰は虚圏で下される……怪我をさせてしまった様だね。ハルカ君すまない」
「…………」
東仙は空中に手を翳し虚圏への道を開いた
「チッ…わかったよ」
そのままグリムジョーは東仙の後を追い虚圏へと扉に向かった
「ま…待て!!どこ行くんだよ!!」
「ウルセーな 帰んだよ 虚圏へな」
「ふざけんな!勝手に攻めて来といて勝手に帰るだ!?冗談じゃねえぞ!!下りてこいよ!!まだ勝負はついてねぇだろ!!!」
「…まだ勝負はついてねぇだと?ふざけんな 勝負がつかなくて命拾ったのはテメェの方だぜ死神
さっきの技はテメェの体にもダメージを与えるってことは、今のテメェを見りゃわかる。撃ててあと2・3発ってとこだろうが。仮にあの技をテメェが無限に撃ち続けられたとしてもテメェに解放状態のオレは倒せねぇ」
「解放…状態だと?」
「オレの名を忘れんじゃねぇぞ。そして二度と聞かねぇことを祈れ…グリムジョー・ジャガージャック この名を次に聞く時がテメェの最後だ死神」
ゆっくりと閉じていく虚圏への扉。グリムジョーは私の方へ目を向けた
「……じゃあな…」
グリムジョーが姿を消した後、私は少し空を見つめすぐに倒れているルキアを抱える。そしてオロオロしているチャッピーに告げる
「治療しながら織姫の所へ連れていく。落ち着いたら来たらいいわ…」
そう言うと瞬歩でその場から消え去る。サラのその言葉は一護に向けている様で…一護は歯を食い縛りその場に膝をついた