第24章 ~拾壱半々~ADVANCE3
グリムジョーが一護とルキアの前に降り立つ。ビリビリと感じる痛いくらいの霊圧に嫌な汗が伝った
(何だ此奴の霊圧は!?此奴も破面!?本当にさっきの奴と同じ種族なのか!?霊圧のレベルが違いすぎる!!)
ルキアはグリムジョーの圧倒的な霊圧に萎縮してしまう
「どっちだ?」
「!?」
「強えのはどっちだって訊いてんだよ」
(…まずい!!)
グリムジョーはニヤリと笑みを浮かべたまま一護とルキアを交互に見ている
「一護!!いったん退くぞ――!?」
ルキアが一護の方を振り返った一瞬の間にグリムジョーはルキアの目の前にいた
「!?」
そしてルキア体をグリムジョーの腕が貫いた。一護はあまりの速さに動くことすら出来なかった
「ルキアッ!!」
斬月を抜き一護はグリムジョーへと斬りかかるが一護の斬撃をグリムジョーは左手で難なく受け止める
そして霊圧だけで一護の体を後方へと吹き飛ばした
「くそッ!!」
「オイ…ナメてんのか死神。オレァそのままのテメーを殺す気なんか無えんだよ。加減してやってる内にとっとと出せよテメーの卍解を
でねぇとテメーもそこの死神みてぇに穴あきにするぜ!?」
「テメェ!!」
ぎりっと奥歯を噛みしめた一護は斬月を構えた
「卍 解!!!!」
卍解した一護はグリムジョーに斬りかかるが簡単に攻撃を躱され、なかなか攻撃が当たらない
「なっ…」
それどころか斬りかかった斬月の刀身をグリムジョーは簡単に掴みそのまま一護を投げ飛ばした
「くそっ!!何なんだコイツ…」
次の瞬間、一護の腹にグリムジョーの蹴りが入った
「ぐぅっッ」
そして勢い良く地面へと叩きつけられ起き上がれない一護の方へ歩いていったグリムジョーは一護の胸倉を掴み上げ殴り始めた