第23章 ~拾壱半~ADVANCE2
「泊まりたい?ウチにですか?良いですけど何で――」
乱菊は話途中に織姫を抱きしめた
「いたたたたっ!!」
「ナイス即答!!そう言ってくれると思った!そうと決まればお風呂貸して♪今日ハシャいだから汗かいちゃってさ!谷間に!!」
「あ、お風呂はこっちの…」
「織姫も入ろうよ!」
「え!?私はもう入っ――いたいいたいいたいよ乱菊さん!!」
乱菊は痛がってる織姫を無視し部屋へと入っていく
「あ!ちょっと待った」
「え?」
再び扉を開けた乱菊は外に向かって声をかけた
「入ってきても良いですからね~?」
乱菊が声を掛けたアパートの屋上からは銀髪の髪がちらりと見えている
「……うるせぇ」
行く宛の無かった冬獅郎は取り合えず乱菊についてきた様でポツリと呟いた
冬獅郎は何を考えているのか綺麗な三日月を見上げていた
一足先に家に帰っていた私は、居間に降りていくとソコには恋次の姿
「恋次?」
「おう!!暫く世話になるぜ」
私は恋次から破面の動向が落ち着くまで現世にいる事を聞く
「他の人達は?」
「ルキアは前と同じ一護んトコだろ?乱菊さんは井上で~一角さんと弓親さんは自分で探すって」
「冬獅郎は?」
「さぁ…気付いたら居なくてよ。まぁあの人見た目は小学生だけどしっかりしてるから大丈夫だろ」
「そうね…でも暫く皆と一緒に居れるなんて嬉しい…ヨロシクね恋次♪」
「お…おぅ///」
恋次の照れてるその様子に喜助は眉を潜める
「阿散井さん…本当にココに住むんスかぁ?」
「え!?さっき良いって…」
「やっぱりやめましょうかね~…阿散井さんがサラさん襲うかもしれないし」
「……はい?」
「なっ///そんなんする訳…」
「ほらまた赤くなって…まぁしょうがないから泊めてあげますけど。サラさん寝てる時気をつけて下さいよ?」
喜助はそう言うと店の方に歩いていった