第23章 ~拾壱半~ADVANCE2
「まぁ取り合えずあたしは織姫ンとこ泊めてもらうわ」
「もらうわ…ってもう井上に許可取ったのかよ?」
「取ってないけどあの子は頼めば嫌とは言わないわよ♪」
コ「何という禁断の花園!!そんな花園にマスコットキャラはおひとついかがでバッ!!」
飛びかかったコンをチョップした乱菊はその場を去っていった
角「オレらも行くぜ」
「宛があんのか?」
「あるわけねぇだろ。気遣いは無用だ。何よりテメェの世話にはならねぇ 自分の寝床ぐらい自分で探すさ」
「じゃぁね」
手を振り弓親は一角を追いかけていった
恋「さて、オレも浦原さんの所へ行くぜ」
「居候させて貰うのか?」
「誰がするかよあんなトコ。けど…ちょっと聞きてぇこともあるしな」
「そうか」
「気をつけろよ~」
ルキアは明るく手を振り恋次を見送る
「……で?」
「!?」
「オマエはどこに泊まる気だよ?」
クルッと玄関の方を向いたルキアは一護の押入れに向けて一直線に走っていった
「あ、待てコラ ルキア!!」
一護は追いかけるとルキアを押入れから引っ張り出した
「離せ!!私の寝床といえばここしかないだろう!」
「アホかっ!!オマエもうウチの家族に見られてんだぞ!!なんて言い訳する気だ…って話聞けコラァ!!」
そんな頃、乱菊は冬獅郎を屋根の上に見つける
「隊長も来ます?」
「行くかボケ」
「来ればいいのに~ 楽しいですよォ?」
「オマエがな」
「あー先に恋次に浦原さんの所取られたから拗ねてるんでしょ~?あそこサラがいるから」
「うるせぇ!!」
「行くとこな無かったら来てもいいですからねぇ――」
そう言うと、乱菊は織姫の家へと向かっていった
そして、一角達もまた街を彷徨っていて、
「あ、虚の匂いだ 片してく?」
「ほっとけ面倒くせぇ…車谷とかいう担当の死神が居るだろ」
「うん……そうだね(でも虚の匂いにしては何か――)」
少しの不安を覚え弓親は空を見上げていた