第22章 ~拾壱~ADVANCE
「ま、硬いこと言わないで 楽しくやりましょー?」
乱菊が場を収めたのをきっかけに、サラはベッドから起き上がると立ち上がった
「さてと…冗談も済んだことだし私は一心さん達に挨拶して帰るわね」
恋 「あ?サラは話聴かないのか?オマエにも必要な事だろ?」
サラは少し困った様に笑うと何も言わずに出ていった
角「どうしたんだ?」
「莫迦者…つまらん意地を張るからだ」
ルキアは一護の頭を殴る
弓「どういう事だい?」
ルキアは一護がずっと避けていること、内なる虚を抑える為にちゃんと行動に移すまでサラと話さないと決めた事を話す
「バカねぇ...そんなムシするようなことして愛想つかれても知らないわよ?」
「分かってる…でもオレはまた護られたんだ。オレの中の虚のせいでな。だからコイツを抑える術を見つけるまで話さねえ…今度こそオレが護るんだ!!」
恋「成る程な…」
「あぁ。それにサラは虚を抑えるヒントまでくれた…いつまでも甘えてる訳にはいかねぇだろ」
「まぁ決めた事ならとやかく言わないけどさ…あっなら隊長のチャンスじゃない!!」
角「…何のだ?」
「サラをモノに出来るチャンスよ。だって一護が戦線離脱したんだから今しか無いじゃない?隊長普段尸魂界にいるんだし」
弓「へぇ…日番谷隊長がねぇ…」
「それ本当なのか!?」
恋「一護…オマエ日番谷隊長の事より自分の心配したほうがいいんじゃねえか?」
「は?」
ル「そうだな…恋次達が天井に隠れてたという事は家族との会話が全て聴かれていた事になる…」
「それがどうし………ああっ!?」
一護は辺りを見渡すと皆ニヤニヤと笑っていた
その様子に一護は暫くの間落ち込んでいた