第22章 ~拾壱~ADVANCE
冬「あの…サラ…」
皆に邪魔をされタイミングを失った冬獅郎がやっとで話しかける
「冬獅郎♪」
サラは冬獅郎を見るや否や冬獅郎に抱きついた
冬「は!?おい...///」
乱「あら~隊長良かったじゃない」
恋「でもどうみても弟を可愛がる図ッスよね」
冬「テメェら…ガキ扱いすんじゃねぇ!!」
「おいアレ見ろよ…」
騒がしい乱菊達に冬獅郎が口を開いた時、クラスメイト達の声が聴こえてきた
「あの白目向いてる黒崎…死んでんじゃねぇのか?」
「やっぱやべぇ連中だよあいつら赤い髪だし刺青だし」
ボソボソと聞こえる声に恋次のコメカミがピクピクと動く
角「気にするな恋次。人間共の戯言だ―――」
「でもサラちゃんの知り合いみたいだぜ?」
「いや…サラちゃんは純粋だから騙されてるんだよ。だって見てみろよ…金髪の巨乳に銀髪の小学生。おかっぱのナルシストに木刀さしたハゲ」
角「おい…今ハゲッつったヤツ出て来い」
一角はその言葉を聴いた途端恐ろしい形相で木刀を抜いた
恋「……気にしないほうがいいスッよ。人間の戯言なんすから」
しかし一角の怒りは収まらず木刀を生徒達に向ける
角「待ちやがれ三枚に下ろしてやらぁ!!」
危険を察知し逃げていった生徒達を追い一角は教室から出て行く
弓「僕も加勢するよ一角♪」
そんな一角の後を弓親が楽しげに追いかけていく
冬「……誰かこの位置代わってくれι」