第22章 ~拾壱~ADVANCE
「で、どこだぁ?」
「知らなぁい」
制服に木刀をさしたスキンヘッドの男、斑目一角の質問に制服をセクシーに着こなす松本乱菊が答える
「いやほら向こう出る時メモ持ってたじゃないッスか」
そして赤髪で額に刺青を入れた阿散井恋次が続く
「なくしちゃったv」
角「何やってんだ!」
「っていうか恋次が案内しなさいよ!現世は通なんでしょ?」
恋「自分だって来た事あるじゃないッスか?」
「あたしは昔一瞬だけだもん♪」
「ツベコベ言うな。霊圧探りゃぁいいだろが!」
そして眉間に皺寄せ怒鳴ったのは銀髪の日番谷冬獅郎
角「どうでもいいがこんな服よく着るなぁ現世の奴らはよぉ」
恋「制服っつって、こっちの学生は着る義務があるんスよ」
乱「勉強したのねぇ」
恋「ほっといて下さい!つか、アンタのそれ何か間違ってる」
恋次の目線の先にはシャツにも関わらず胸をさらけ出す乱菊の姿
角「にしても窮屈な服だなおい」
「じゃぁ僕達みたいにシャツの裾出せばいいのに」
呆れた顔で一角に話すのは綾瀬川弓親
角「馬鹿言え!!そんなことしたら腰紐に木刀刺せねぇじゃねぇかよ!!」
恋「あ、いや…木刀も間違ってると思うっス」
角「うるせぇ!!大体オマエらが真剣は駄目だっつーから木刀で我慢してやってんだぞ!!」
弓「僕らが言ってんじゃないの。現世の法律が言ってんの」
角「意味わかんねぇよ!真剣は駄目だってどういう法律だ?そりゃ」
「いいじゃない。結構気に入ってるわよあたしは」
恋「自分だけッスよそんな格好して喜んでんのは」
冬「うるせぇぞオマエら。騒ぎにしたくねぇならまず静かに歩け」
「「はーい」」
冬「着いたぞこの部屋だ。ほら開けろ」
一「ぁ……?」
恋「よぉーす。元気か?一護」
一「ぅ…ぇ!?恋次!?一角っ弓親に乱菊さんに冬獅郎!?」
突如開けられた扉の方を見て一護は目を見開いた