第20章 ~拾半~EIGHT2
「おかえりー一護ぉ!!おぉ…お?何で…」
帰宅した一護は珍しく一心の肘鉄を食らい吹っ飛ばされる
そんな何時もと違う一護に一心は戸惑った
遊「ちょっとお父さん何してるの!?大丈夫?お兄ちゃん!」
騒ぎを聞きつけて遊子と夏梨が走ってくる
「どうした一護元気が無いぞ?ははーん…解ったぞ!さては今日のテストの出来が最悪だったな?
心配するな一護。男 黒崎一心テストの成績くらいでにゃーにゃー言うような小さい奴じゃないぜ。成績が落ちた?それがどうした!成績がなんだ!成績なんてクソ喰らえだ!!」
夏「親の言葉とは思えないね」
「高校生の頃はもっとこう恋愛とかそういう親に言えないことに精を出すべきだ」
遊「恋愛って親にいえない様ことなの?」
「ん?発情期の恋愛など9割方そうだ」
そんな一心を無視して一護は何も言わず立ち上がり一心の横を通り過ぎていく
「悪い…晩飯まで部屋に居るわ」
「ぇ…一護!?一護!!」
一護が部屋に入るとコンが寛いでいた
「おぅなんだよ一護じゃねぇか。早かったな。別に待ってたとか全然無いけど、おかえり~」
「………」
「返事しろやコラァ!……一護?どうかしたのか?」
「別になんでもねぇよ…悪いけど一人にしといてくれるか?」
いつもと違う態度にコンは何かを悟るも気づかない振りをする
「…何だよ帰るなり心気くせぇ野郎だな。いっちょまえに悩み事かよ気持ち悪ぃ。あーぁ付き合ってらんねぇ悩みたきゃ一人でやってな!!」
そしてコンは窓から部屋を出ていき屋根の上に腰かけた
「チッ…居候は気ぃ使うぜ」