第19章 ～拾～EIGHT

私は傷だらけのコンに連れられ一護の部屋に入る


「じゃ手当するから上脱いで？」


「えっ!?脱ぐんスか!?」


「だって背中とか肩とか治療しなきゃいけないし」


コンは納得し上半身裸になるとベッドの上に座った
私も隣に腰かけると手を翳した


「すげぇ…みるみる傷が塞がっていく…」


コンが感心してるとサラが話し出す


「コンちゃん…さっきはごめんね」


「へ？何がッスか？」


コンちゃんを助ける為とはいえ虚を煽る様な真似して…怖かったでしょ？」


「いやそんな事無いッス…助けて貰ったうえ傷も治してくれて感謝してるッス」


その言葉にサラは笑みを漏らす。それを見たコンは見惚れてしまう


(やっぱサラさんってすげぇキレイだよな～…ってオレ今サラさんと二人っきり!?しかもベッドの上でオレ上半身裸だし!!)


コンはどんどん妄想が膨らみ顔がにやけていくのにサラは治療に専念していて気づかない


(これ一護の体だしもしかしたらイケんじゃねぇか？そういや前キスしたけど怒んなかったよなぁ…)


そんな事を考えていると治療が終わりサラが顔を上げる


「はいおしまい♪」


「!!!サラさぁ～ん♪」


ニコッと笑うその顔にコンはやられサラにダイブした


「えっ？きゃあ!!」


咄嗟の事で抵抗する間もなく、サラはコンに押し倒され覆い被さられた