第19章 ~拾~EIGHT
担任の話を聞かずに一護はジッと代行証を見つめていた
代行証を受け取ったとき確かに浮竹はこう言った
「これは見た目よりずっと強力な道具だ。死神以外が扱う事は大きな危険を伴う。だからこれは普通の人間には見えないよう視覚防壁を自動で発生させる仕組みになっているんだ…」
(じゃ無かったのかよ…それとも故障か?)
《ホロ゛―ゥホロ゛―ゥ》
「ぅおおおい!?」
眺めていた一護の代行証が突如鳴り出し一護は慌てだす
水「どうしたの?一護」
「ぁあ、いやぁちょっと腹が…」
「腹痛で大声だすかぁ普通。んじゃぁ入ってきて……あれ?」
「一護、私も行く?」
「いや…大丈夫だ。ちょっと行ってくる」
一護に呆れながらも越智は転校生を廊下へ呼びに行くがいるはずの転校生の姿はそこには無かった
「どこ行った…っておぃっコラァ黒崎――!!」
一護は越智の開けた扉の隙間から抜け出した
「便所ッス――!!」
「便所ってこら茶渡、井上までドコへ行く!?」
その直後チャドと織姫も越智の目の前を走り去る
茶織 「便所ッス!」
「 嘘つけぇ!!大体井上!女子はそういうのちょっとお腹痛くなるまでガマンするもんだぞ!?」
織「痛いです!何もかも漏れそうです!!」
竜「はぁ……ι」
その様子を見て呆れ返る水色と竜貴、サラは笑いながら手を振っていて雨竜はその光景を黙って見つめていた