第19章 ~拾~EIGHT
空座第一高等学校
水「おっはよ 一護、サラちゃん」
「おはよう」
「おっす水色」
「い――ち―ごぉ――」
背後から声と共に足音が迫ってくる。そして通り過ぎてUターンしてきた声の主、浅野啓吾に一護は思いっ切り肘鉄を喰らわした
「おーす」
啓「ぉ…ぉお…ぅι」
「だ、大丈夫啓吾?」
水「だからやめた方が良いって言ったじゃん」
啓吾を心配そうに見つめる私の腕を一護は引っぱった
「行くぞサラ。全く毎度毎度しょうがねぇなぁ」
毎度の進歩(学習能力)のない啓吾行動に呆れかえりつつ二人は教室へ入る
織「おっはよぉ黒崎くん!!」
茶「ム…」
石「今日も脳天気な髪で何よりだな」
先に着いていた織姫は雨竜とチャドと一緒にいた
「うるせーよ」
「おはよぉ皆♪」
啓「あぁ――!!何?何!?何なのよ!!また一緒かよオマエら!!チャドにサラちゃんに井上さん!?そしてなぜに石田ァ!?
夏休み前からどうも変だなぁって思ってたけど、更に仲良し度がアップしてる――!!
オマエらの中で何があったんだよ!?いい加減教えてくれよぉ!!」
「別に何もねぇよι」
啓「こ、これは遂に始まる壮大な仲間はずれの予感!!」
「まぁそんなところだ。わかったらあっち行ってろ…おー、たつき久しぶりだな?」
そんな啓吾を無視し一護は近づいてきたたつきに話しかける
竜「おっす。つーかホント久しぶり振りだねぇ。あんたら全然うちにいなかったじゃん」
水「あれ?一護何かイイ体になったんじゃない?」
「そうか?」
啓「なんだよぉそんな鍛えちゃって…彼女でも出来たんじゃねぇだろうなぁ?」
その言葉に一護はサラを見ると偶然目が合いそのまま見合わせる
「……?」
啓「何見つめあってんだよぉぉ。まさか夏休み中の間に二人の間に何か――ぎゃぁぁぁ!!!!」
「変な想像してんじゃねぇ///」