第18章 ~玖半~UNTIL2
「悪りぃ…困らせてるよなオレ...」
「ううん…こんなに想ってもらえるなんて凄く嬉しい」
そのサラの柔らかな笑顔にドクンと心臓が跳ねる
「…お前の匂いすっげぇ好き。何か落ち着くんだ…」
オレはいとおしそうにサラの胸に擦りよる
「オレ、ガキみてぇだよな…」
サラは首を横に振るとオレの髪を優しく撫でる
その行動にオレの理性が揺らいでいく
「サラ…」
オレは掠れた声で名前を呼ぶとソッとサラの頬に手を添え唇を重ねた
「ん… 」
慈愛に満ちた目を向けるオレにサラは引き寄せられるように動けなくなる
「っ……っは…はぁ…」
段々と激しくなる口づけに呼吸が整わない
その間にも再び唇が重なる
「ん…んぅっ!?」
スルリと差し込んだ舌にサラの体が一瞬震える
「ん…は…っ…ぅ…」
呼吸がうまく出来ない
舌がじんわりと痺れて
頭がクラクラして
サラは縋るようにオレの死覇装を握る
サラは苦しさから力の入らない腕でオレの胸を押した
それでもまだ唇は離さない
「サラッ…」
「ん……っぁ…しゅ…へ…っ」
キスの合間に何度も名前を呼ぶ
唇を舐め再度リップ音をたてて口付けると漸く唇が離れた
「はぁっ…は……」
サラはオレに寄りかかるようにして息を整える
「悪りぃ…大丈夫…か?」
「ん…だい…じょ…ぶ…」
オレはサラを見る
サラは顔を赤らめ息を整えようと自分の胸に寄りかかり自分の死覇装をギュッと握っている。
そんなサラが愛しくて再度優しく抱きしめた