第18章 ~玖半~UNTIL2
「ギンがなんぼのもんじゃーい!!!ヘンな眼ェしやがってェ!!」
「そうだ そうだァ!!あんな奴知るかぁ!!」
「………ι」
その後、酒が廻りギンの愚痴大会になったのを見た冬獅郎はため息吐き席を立つ
「サラは飲むなよ?まだ本調子ねぇんだからな」
「ええ」
「あり?隊長どこ行くんスかァ?」
「便所だ」
「松本さんっ!!僕は今日もう吐くまで飲みますよっ!!」
「いいぞ~吉良!!あっ修兵~!!呑んでかなぁい?」
乱菊は廊下に修兵を見付けると酒瓶を掲げて呼びつける
「はい?」
「アンタどうせヒマでしょ!!こっち来て呑んでけって言ってんの!!」
「いーっスね♪いただきます…ってどうしたんだ吉良!?ベロンベロンじゃねーか!!」
既に吉良は酔いつぶれサラに介抱されていた
「あ…修兵♪」
「サラ…って吉良何してんだ!?」
「ん~?檜佐木さんじゃないですかぁ~!!」
吉良はサラの腰に巻き付き頬擦りをしている
「サラさんイイ匂い…♪」
そんなイヅルを見た修兵はイヅルを蹴飛ばすと、サラの手を引き歩き出す
「え?ちょっと…修兵!?」
訳が解らないまま連れてかれるサラを乱菊は呆気に取られ見つめる
「……隊長が居なくてよかったぁ…」