第17章 ~玖~UNTIL
その後私と一護は織姫からルキアが居なくなったと聞き、瀞霊廷内を捜していた
「これだけ探しても居ないなんて…アイツどこにいんだよ」
「……もしかして…」
私は心当たりを頼りに一護とある場所へと向かっていった
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ルキアは妙な家の前に居た
巨大な腕のオブジェに志波空鶴と書かれた家
そんな家の前には名前の主とその弟が立っていた
「…何の用だ」
「ま…待ってくれ姉ちゃん!!コイツは一護達が必死こいて助けた―――」
「知ってるさ。…朽木ルキア、兄貴を殺した死神だ」
ルキアを睨み付けている空鶴に岩鷲は慌て出すがその言葉に動きを止めた
「…だから聴いてんだ。何の用だってなぁ…」
ルキアは俯いてた顔を上げ頭を下げる
「済まぬ!!…早く詫びに来ねばと思っていた…だが私は臆病でこんなにも此処に来るのが遅れてしまった…済まぬ…本当に私は――」
「もういい…もういいんだよ。長々謝んな」
空鶴はルキアの言葉を遮ると小さく溜息を吐いた
「事情も何も浮竹に聞いて知っている…お前が悪いって訳じゃねえ事も一番後悔してるって事もな…だからお前の口から一言詫びが聴けりゃそれでチャラにしようと決めていた……だからもういいんだ」
「しかし…」
「一言でいい!!もう謝んな!!」
「す…すみませ…」
納得がいなかいルキアは再度謝ろうとするが物凄い形相で怒鳴られる。そして言い終わらぬ内に顔面を殴られた
「謝んなっての!」
「は…はひ…すびば…ありがとうございます…」
涙目で空鶴を見上げるルキアに遠くから声が届いた