第3章 ~弐~FRIEND
放課後、演習場にはサラと恋次の二人が残っていた
「あの…わざわざ俺一人に残って貰って…」
「そんな固くならないで。この前庇って貰ったお礼も兼ねてるし…それに一人じゃないし」
「(覚えてんじゃねーか...///)一人じゃない?」
「二人共!!隠れてないで出てきたら?」
サラの呼びかけに影から二人の男女が出てくる
「吉良!それに雛森…何でお前らここに?」
「隠れるつもりは無かったんだけど何か出にくくて…」
「さっきのコトもあるから...阿散井君の事心配して吉良君が行こうって」
「ひっ雛森君///」
恋次を心配して来た二人を見てサラは穏やかに微笑んだ
「ステキなお友達ね♪あなたは対人関係に悩んでるかもしれないけどあなたを心配してくれる人もちゃんと居るのよ?」
「……そうっスね。」
恋次のはにかんだ顔に二人は顔を見合わせ笑った
「そういえば二人の名前は?」
「吉良イヅルです」
「雛森桃です!!宜しくお願いします」
深々と頭を下げる二人にサラは困った様に笑い、顔を上げる様促す
「イヅル、桃。そんなに畏まらないで?私アナタ達と仲良くなりたいの。ダメかな?」
「そんなっ光栄です!!」
「良かった♪なら敬語も辞めて?そして私の事サラって呼んで欲しいな」
首を傾けお願いするサラに三人は顔を赤くする
恋「なら…サラ//」
イ「サラさん…////」
桃「サラちゃん♪」
「うん♪恋次、イヅル、桃これからよろしくね」
それから四人は鬼道の演習を始めた