第13章 ~漆半~GO2
夜一の計らいで一護はサラと二人きりになる
一護は恥ずかしさから未だにサラの方を見れないでいた
「一護…手当するからこっち向いてくれない?」
「………無理だ///」
好きな人のこんな姿を見て理性を保てるほどの精神を一護は持ち合わせていなかった
「でももう時間ないから...」
「ムリ...」
「困ったな…ιじゃそのままでいいから」
サラはそう言って手を伸ばすと、一護の腹部に手を触れたその結果、後ろから抱きしめる形になり一護は驚きを隠せない
「なっ…///!?」
直接肌で感じるサラの素肌に顔がどんどん熱くなる
緊張で固まっているオレを見てサラはクスッと笑った
「そんなに固くならないで?お湯濁ってて見えないから大丈夫よ」
「…///サラは恥ずかしくないのかよ///」
「んー…恥ずかしくない訳じゃないけど目的が違うから」
「目的って…///あー何か一人で照れて馬鹿みたいじゃねぇか!!」
オレは思いきってサラに向き直る。そして湯気であまり見えないがサラの裸体を見つめる
白く滑らかな肌、熱さで蒸気する頬、纏めた髪が濡れてうなじに張り付く様にオレは鳥肌が立ち思わず呟いていた
「……すっげぇ綺麗…」
「や、やだ…なに言って…やっぱり上がってから手当を―――」
体を反らすサラをオレは自分に向き直させ強引に唇を重ねた
「んぅっッ!?///」
自分の唇を動かす度に漏れるサラの甘い息遣いが一護を煽る
「い…一護…やぁ///」
その声でオレはハッと意識を戻し、ゆっくりと唇を離した