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月に泣く~BLEACH~

第13章 ~漆半~GO2


その頃、私達は勉強部屋に似た場所に身を潜めていた。そして目を覚ました一護は夜一さんに掴みかかる


「夜一さんもサラも何でオレじゃなくルキアを助けなかったんだ!!」


「白哉相手に一人しか連れ帰ることは出来なかったからのぅ…」


「何だよ…そんな理由で折角のチャンスを失ったんだぞ!?」


尚も一護は夜一さんに激昂を浴びせる


「それで…連れ帰った後はどうなるの?同じ事の繰返しじゃ意味が無いの。解ってないのね」


「…どういう事だ?」


「あの場で白哉に勝てる者は誰一人としていなかった。サラも斬魄刀を持たぬしな。しかし3日あれば御主はその可能性が見えて来る…そう思うたから御主を連れ帰った」


「…それにあの場にはルキアの直属の上官である浮竹隊長がいた。情深い彼はルキアを助けに来た面々に害を加える事は決して無いわ」


その言葉にようやく一護は納得したのか夜一さんの胸ぐらを離した


「御主には【卍解】を修得してもらう…この人型に斬魄刀を突き差すことで自身の刀を強制的に現実世界へと具現化出来る。
己の内なる精神世界の住人である筈の斬魄刀の本体を現実世界で具象化し屈伏状態にさせられれば【始解】の10倍の強さとも言われる【卍解】と呼ばれる最終解放状態へ辿り着くことが出来る―――」


「…3日あれば勝てるのか?」


「御主次第だがな―」


卍解の説明を受けた一護は3日という期限付きのなか、修行を開始したのだった


――――――――


「おー凄ェ!この温泉みるみる傷が癒えてくぜ!!」


本日の修行を終了し一護は備え付けてある温泉に入っていた


「どうじゃ湯加減は?」


「おー中々♪」


「それでは儂も入るとしよう」


夜一の思わぬ発言に一護は動揺する


「な…///何考えてンだ!?」


「相変わらず期待通りの反応をするのう…"この姿"なら問題有るまい」


夜一は猫の姿に変わり湯の中に入る


「残念じゃったのう?」


「~~///オレを馬鹿にしてンだろッ!?」


「良いではないか♪サラ、御主も入れ!!」
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