第13章 ~漆半~GO2
私は移動しながら先程の出来事を思い返していた
冬獅郎…乱菊…桃……修平…
まさかあんな形で見るとは思わなかった
イヅルと桃…二人が斬り合うなんて…
隊長が殺された?
隊長格がこうもあっさりと殺されるなんて…
しかも殺されたのはあの藍染惣右介
桃のあの状況からすると犯人はギンみたいだけど...
それでは余りにも安易過ぎる
相手が藍染なら尚更おかしい
やはり何かが動き出しているのか
でも藍染は死んだ………?
そもそもあれは本当に藍染なの?
遠くからでは判らなかった
死体は検死に廻される筈…
「四番隊…烈さんの処ね」
私は疑惑を胸に四番隊隊舎へと向かっていった
――――――――
一護達は懺罪宮へ向かうなか、凄まじいまでの殺気を感じ足止めをくう。そこに一人の男が現れた
「テメェが黒崎一護か?」
「な…何でオレの名前を…」
殺気を含む霊圧に当てられ一護は絞り出す様な声で問う
「何だ?一角から聴いてんじゃねぇのか」
その言葉で一護はある名前を思い出す
「ざ…更木剣八…」